「NURO光とフレッツ光が光回線ということはわかっているけど、それぞれの違いは実はよくわかっていない。」
現在ご自宅用のインターネット回線を探している方なら、このような疑問を抱えているかもしれません。特にこれまでに光回線の契約をしたことがない方であれば、頭を悩ませているかもしれません。
現在のあなたがNURO光かフレッツ光かで契約を迷われているなら、まずはNURO光を選択されることを推奨します。
なぜなら、“様々な面でNURO光がフレッツ光を上回っているから”です。またそれぞれの違いを正しく理解することで、今後あなたは最適な光回線の契約ができます。
本記事では、都内の通信会社で営業として働く筆者が「NURO光とフレッツ光の違い」について詳しくご紹介していきます。
目次
NURO光とフレッツ光の最大の違い
まずフレッツ光は、電話設備や光ファイバーなどの通信設備を自前で保有しているNTT東日本・NTT西日本が日本全国でサービス提供をしている光回線のことです。
フレッツ光は光回線設備だけの提供なので、別途インターネット接続の役割を持つプロバイダー契約が必要になります。
一方でNURO光は、ソニーグループがNTT東日本・NTT西日本が保有している光ファイバー設備を借り入れて、自社のSo-netというプロバイダーとセットでサービス提供をしている光回線のことです。
フレッツ光は普段から頻繁に利用されているため「ライトファイバー」と呼ばれ、NURO光は普段から利用されていないため「ダークファイバー」と呼ばれています。
「ダークファイバー」について詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
NURO光とフレッツ光の通信速度の違い
NURO光とフレッツ光の通信速度は、NURO光が下り最大2Gbpsでフレッツ光が最大1Gbpsとなっており、「なぜNURO光の方が通信速度が2倍も速いの?」と思う方は多いはずです。
サービス名称 | 最大通信速度 |
NURO光 | 下り:最大1Gbps 上り:最大1Gbps |
フレッツ光 | 下り:最大2Gbps 上り:最大1Gbps |
NURO光の最大通信速度がフレッツ光の2倍も速い理由としては、“採用している接続方式が異なるから”です。
フレッツ光が採用している接続方式が「GE-PON」と呼ばれるものに対し、NURO光が採用している接続方式が「G-PON」と呼ばれます。(「G-PON」は海外でも採用されている伝送技術のことを指します。)
フレッツ光は1本の光ファイバーを最大32本に分けてサービスを提供していますが、NURO光は1本の光ファイバーを最大8本に分けてサービスを提供しています。
NURO光は最新の接続方式を採用し1ユーザーに割り当てられる通信量が大きいことに加え、ソニーグループが独自にONUを開発しているため、フレッツ光よりも通信速度が速い傾向にあります。
以上のことから、NURO光がフレッツ光よりも通信速度が速いことがご理解いただけたと思います。
NURO光とフレッツ光の月額料金の違い
前述の通り、フレッツ光は光回線設備だけの提供になるので、別途プロバイダー契約が必要です。一方でNURO光はプロバイダーと光回線をセットで提供しています。
それぞれの提供料金は、以下の通りです。
月額料金 | フレッツ光(NTT東西) | NURO光 |
回線料金 | 5,940円(税込) | 5,217円(税込) |
プロバイダー料金 | 1,100円(税込) | |
合計 | 7,040円(税込) | 5,217円(税込) |
(※戸建タイプ、割引なしの場合)
上記からもわかる通り、フレッツ光とプロバイダーを契約するより、NURO光の方がお得に契約できることがわかります。
さらにNURO光では無線LAN機器、セキュリティサービスが無料で提供されており、コスト面では圧倒的にNURO光がお得です。
NURO光とフレッツ光の評判の違い
ここでは実際にNURO光とフレッツ光を契約しているユーザーの評判をみていきます。
NURO光の評判
NURO光が速いとは聞いてたけど
まじで劇的に改善した
(どちらもPS4有線接続での診断)#NURO光 pic.twitter.com/cx4Io15VNz— ちゃーるず (@Chaaa2081) June 11, 2021
やっとnuro光開通!速いな
これでゲームできる☺️ pic.twitter.com/YQt4zy6ca4— わち (@WI8201) April 18, 2021
ドコモ光で考えてたけど、nuro光のが速いみたいで悩んどる🥺ドコモ光工事日決まらんすぎてかれこれ4ヶ月くらいPC触ってない🥺🥺
— ありす (@arisu_h4) June 3, 2021
インターネット上のNURO光の評判では、「通信速度が速い」「コスパが高い」などのポジティブな声が多くみられました。
フレッツ光の評判
我が家の集合住宅のフレッツ光が遅い。巣ごもりの影響なのか??
— ニワノ・アキヒロ@読書と音楽の日々 (@muscatcoconuts) May 23, 2020
うー今日もフレッツ光が遅い。つか止まってる。0.1Mも出ないとか金返せ!NTT!
— 猫又にゃぉ助@宿毛湾泊地所属提督 (@nekomata_nya) March 22, 2020
とりあえず、NURO Bizに申し込むことにした。いま現在のフレッツ光が遅い時で10Mbps切るんだけど、NUROはどうなんだろ?
— 作曲家・和田貴史 (@beagle_wada) August 28, 2020
一方でフレッツ光の評判では、「通信速度が遅い」「早く乗り換えたい」などのネガティブな声が多くみられました。
やはり光回線の契約においては、“通信品質の高さ”、“費用対効果の高さ”が重視されるので、その観点からは圧倒的にNURO光が評判が良いことがわかります。
フレッツ光からNURO光に乗り換える際の注意点
フレッツ光からNURO光に乗り換える際の注意点は、主に以下の3つがあります。
通信速度の遅さが理由でNURO光に乗り換える場合は、ぜひ参考にしてください。
・ひかり電話の電話番号を引き継げない
・プロバイダーのメアドが使えなくなる
1つずつみていきましょう。
フレッツ光解約で解約金が発生する
まず現在契約中のフレッツ光とこれから契約するNURO光は光回線の設備が異なるため、乗り換える際には一度フレッツ光を解約する必要があります。
フレッツ光では主に2〜3年の契約期間が満了するごとに契約更新月(約1ヶ月)が設けられます。この契約更新月に手続きをしないと、必ず解約違約金が発生してしまいます。
NURO光に乗り換える際は余計な費用を支払わないためにも、必ずフレッツ光の契約更新月を狙って手続きを進めましょう。
ひかり電話の電話番号を引き継げない
次にフレッツ光からNURO光に乗り換える際にひかり電話の電話番号を引き継げないことがあります。
具体的には、NTTのアナログ電話で契約した電話番号は引き継げますが、フレッツ光で契約したひかり電話の電話番号は引き継ぐことができません。
どうしても家庭で電話番号を保有する必要がある方は事前に注意が必要です。
プロバイダーのメアドが使えなくなる
最後にNURO光に乗り換えると、フレッツ光で契約していたプロバイダーで利用していたメールアドレスは使えなくなります。
フレッツ光からNURO光に乗り換えるということは、契約中のプロバイダーを解約することを意味するので、プロバイダーから提供中のメールサービスは停止されます。
もし利用中のメールアドレスをそのまま利用したい場合は、契約中のプロバイダー業者に問い合わせて、メールアドレスの契約のみ残せないかを確認しましょう。
プロバイダー業者によっては、月額数百円などでメールサービスのみを提供していることもあります。
【結論】契約するなら、NURO光が圧倒的にお得
今回は、「NURO光とフレッツ光の違い」について詳しくご紹介してきました。
NURO光とフレッツ光を“通信速度”・“月額料金”・“評判”の3つの観点から比較をしたところ、フレッツ光よりもNURO光の方が優勢であることが理解いただけたかと思います。
NURO光 | フレッツ光 | |
月額料金(ファミリー) | 5,217円(税込) | 7,040円(税込) |
提供エリア | 19都道府県 | 日本全国 |
通信速度 | 約200〜400Mbps | 約30〜80Mbps |
キャンペーン | ・工事費実質無料 ・キャッシュバック |
なし |
NURO光では提供エリアが狭い、工事期間が長いなどの障壁もありますが、これから新たに契約するなら、フレッツ光よりもNURO光の方が圧倒的にお得です。
現在NURO光では、お得な「工事費無料キャンペーン」・「45,000円キャッシュバックキャンペーン」を実施しています。
光回線の初期費用を少しでも抑えたい方は、お得なキャンペーンが終了してしまう前にNURO光を契約しましょう。
NURO光の提供エリアには制限があるので、まずはあなたのお住まいの地域がNURO光の提供エリアかを確認してみましょう。