突然ですが、あなたは過去に光回線の営業を受けた経験はありませんか?
経験者ならわかると思いますが、光回線の営業では、突然知らない番号から電話がかかってきたり、突然自宅に訪問されたりとゴリゴリの営業アプローチが多く、面倒くさいと感じる人が多いと思います。
通信会社に勤める人間の個人的な意見ですが、光回線の営業を受けて、「なんかお得そうだから」という理由で、単純に契約をすることは絶対にやめた方が良いです。
理由は、世の中には目先の利益だけで光回線の営業をする会社が思った以上に溢れているからです。
そして、そういった悪質な営業の罠に引っかからないようにどういう断り方をするかを考えておくことは重要なことです。
本記事では、通信会社でTOP営業マンとして働く筆者が「うざい光回線の営業を断るコツ」について解説していきます。
目次
うざい光回線の営業が多い3つの理由
うざい光回線の営業が多いのには、主に以下3つの理由があります。
- 光コラボ事業者の増加
- 歩合制ビジネス
- 代理店の増加
1つずつ解説していきます。
光コラボ事業者の増加
光コラボ事業者とは、NTTのフレッツ光を自社商品として販売する業者のことです。
フレッツ光から光コラボに乗り換えると月額料金が安くなるケースが多いため、光コラボ事業者は手間をかけずに簡単に販売しやすいという特徴があります。
しかし、事業者同士の顧客獲得争いが激しくなるにつれ、しつこい勧誘を繰り返してしまう事業者や代理店が増え、求めてもいない契約をさせられ、被害を受ける契約者が増えてしまいました。
ちなみに、光コラボ事業者は全国に約700社存在すると言われています。
歩合制ビジネス
光回線の販売をする営業マンは、基本的に歩合制の仕事をしています。
光回線の契約数を増やせば増やすほど、営業マンの実入りになります。
営業成績が給与に反映されるため、必死に電話や訪問をしてくるというからくりです。
そのため、詐欺のような悪質なトークで歩み寄ってくる営業マンが多いのも事実です。
代理店の増加
光コラボ事業者以上に各事業者の代理店は無数に存在しています。
基本的にしつこい電話や訪問を繰り返してくるのはこの代理店になります。
高いインセンティブを目的に事業を行なっている会社が多く、「顧客の契約さえ取れれば良い。」と考える営業マンが増える原因の一つになっています。
【必見!】うざい光回線の営業トーク例
よくある光回線のうざい営業トークは以下の通り。(過去に筆者も経験済み)
「NTTの◯◯ですが、今お時間よろしいでしょうか?」「電話とインターネットがとにかく安くなります。」
ぱっと見いかにも怪しいのですが、”NTTの権威性“と”とにかく安くなる“という言葉に釣られて、気付いたら契約しているというパターンは多く聞きます。
ほとんどの代理店の場合、断りづらい・断られづらい言葉を並べた営業トークをマニュアル化し、アプローチしてきます。
特に通信やネットリテラシーが低い高齢者を中心に被害を受ける傾向が高いです。
うざい光回線の営業を上手に断る3つのセリフ
うざい光回線の営業を上手に断る3つのセリフを紹介します。必要ないタイミングで光回線の営業が来た時に、ご活用ください。
「インターネットは利用していません。」
このセリフは、光回線を必死に勧誘する営業マンにぐさりと刺さります。
この時点でインターネットの利用自体を提案するところからスタートすることが確定するため、営業マンにとってはかなりの労力がかかると思われるでしょう。
相手に「時間がかかりそうな人だな。」と思われたら、あなたの勝ちです!
「親戚が通信業者なので、全部任せています。」
自分の周囲には、通信サービスに詳しい親戚がいることを知らせるだけの方法です。
営業マンは、営業先の親戚まで巻き込んで営業をするほど、大掛かりな提案をしたくない人が多いです。
特に通信業者同士揉めたくないはずなので、諦めてくれる可能性が高いです!
「会社名を教えてください。」
冒頭に「NTT」というキーワードが出てきても、相手は代理店の可能性が高いです。
うざい営業トークが続くようなら、「ところであなたの所属の会社名を教えてください。」と投げかけてみてください。
NTTと良好な関係を保ちたい代理店は、自分がしつこい営業をしてしまっていると自覚したら、すぐに撤退してくれるはずです。
光回線の営業に惑わされず、自分の利用用途にあった光回線を見つけよう!
今回は、「うざい光回線の営業を断るコツ」について解説してきました。
光回線の営業があったら、基本的に断るスタンスを取ることをおすすめします。
確かに光コラボに乗り換えをすると、料金が安くなったり、お得なキャッシュバックがあったりするかもしれません。
しかし、気付かないうちに不当な契約(不要なオプション契約、最低利用期間の縛りなど)になってしまっていたという被害の声をこれまでたくさん聞いてきました。
今のタイミングで「本当に光回線の契約の見直しが必要なのか?」ということを自分自身に問いただしてみましょう。
光回線の契約はあなたが本当に必要なタイミングで、事業者の公式HPもしくは信頼のできる代理店の公式HPから納得した上で、契約すべきサービスです。
こちらの記事では、「通信会社で働く筆者がおすすめする光回線TOP5」を紹介しています。合わせて、ご覧ください。