インターネット回線を契約更新時期以外で解約すると、ほとんどの場合で高い違約金が発生します。
また違約金は、事業者の契約時の条件によっては、費用が大きい場合があります。
とはいえ、どうしてもインターネット回線を解約しないといけないタイミングは必ずあると思います。
違約金は経済的な負担になるので、できることなら払わずに解約したいはずです。
実はインターネット回線を解約する際に違約金が発生してしまっても、違約金の負担を小さくする方法があります。
本記事では、通信会社で営業マンとして働く筆者が「インターネット回線解約時にできる違約金対策」について解説します。
違約金がかかってしまうのは理解できるけれど、どうしてもインターネット回線を解約しないといけない方は、解約の手続きを進める前にぜひ本記事をご覧ください。
目次
インターネット回線解約時に違約金が発生するタイミング
インターネット回線の契約は、最低利用期間が設けられています。最低利用期間中に解約した場合は違約金が発生します。
ほとんどのインターネット回線の契約では、サービスの最低利用期間が2年〜3年に設定されることが多いです。
この最低利用期間の後に1ヶ月間の契約更新月があります。サービス解約による違約金を払わないためには、この契約更新月にサービスを解約する必要があります。
とはいえ、契約更新月は基本的に2年〜3年に1回の低い頻度でやってくるので、なかなか都合よく違約金なしで解約することができないのが実情だと思います。
インターネット回線によっては、違約金が高額になるケースも
主要なインターネット回線契約の違約金は、約1万円が相場になります。
しかし、インターネット回線の契約プラン、契約年数によっては違約金が高額になるケースもあります。
例えば、「auひかりの戸建てプラン」を最低利用期間3年で契約するとします。
最低利用期間内に解約する場合、まず違約金が15,000円発生します。
加えて、初回契約時に工事費用が分割払い(実質無料)になっていますので、工事費の分割払いの残債が発生します。
さらに戸建てプランの場合は、回線撤去工事費28,800円が発生します。
このようにインターネット回線の契約プラン、契約年数によっては違約金が高額になるケースがあるので、注意が必要です。
インターネット回線乗換時に違約金を負担してくれる事業者
インターネット回線解約時にかかる違約金が経済的に負担に感じる方は、他社の乗換時の「違約金負担キャンペーン」を活用されることをおすすめします。
インターネット回線を提供するいくつかの事業者では、自社のインターネット回線を利用する顧客を増やすために他社インターネット回線解約時の違約金を負担してくれるケースがあります。
例えば、以下の回線事業者が現在乗換時の違約金負担キャンペーンを実施中です。
・ソフトバンク光
・auひかり
・eo光
1つずつ紹介していきます。
ソフトバンク光
ソフトバンク光は、大手通信キャリアのソフトバンクが提供する光コラボです。
他社インターネット回線からソフトバンク光に乗り換える場合、発生する違約金と回線撤去費用を負担してくれます。
またソフトバンクのスマホユーザーであれば、スマホとのセット割が適用でき、毎月の通信料がお得になります。
こちらの記事では、「ソフトバンク光の評判」について紹介しています。
auひかり
auひかりは、大手通信キャリアのauが独自の回線網を活用し提供する光回線です。
他社インターネット回線からauひかりに乗り換える場合、戸建てプランで最大55,000円、マンションプランで最大45,000円相当の違約金を負担してくれます。
またauスマホユーザーであれば、契約プランに応じて毎月500円〜2,000円スマホ料金を割引できる「スマートバリュー」を適用することができます。
こちらの記事では、「auひかりの評判」について紹介しています。
eo光
eo光は、関西電力グループが提供する関西エリア限定の光回線です。
他社インターネット回線からeo光に乗り換える場合、戸建てプランで最大30,000円、マンションプランで最大15,000円相当の違約金を負担してくれます。
またeo光でも、あなたがauスマホユーザーであれば、契約プランに応じて毎月500円〜2,000円スマホ料金を割引できる「スマートバリュー」を適用することができます。
こちらの記事では、「eo光をお得に契約するコツ」を紹介しています。
インターネット回線の違約金から賢く逃れよう!
今回は、「インターネット回線解約時にできる違約金対策」について解説しました。
インターネット回線は、契約更新月以外に解約をしてしまうと、どうしても違約金が発生してしまいます。そして、インターネット回線の違約金は結構高いです。
インターネット解約時の違約金が負担に感じる方は、解約時に違約金を負担してくれる事業者に乗換をすることで、経済的負担を軽減することができます。
ただ注意しておきたいのは、「新しい契約先の事業者が違約金を負担してくれるから」といって、やみくもに回線を乗り換えるべきではないということです。
「毎月どのくらいお得にインターネットを利用できるのか。」「スマホとのセット割などの特典はあるか。」を同時に考えながら、あなたにあったインターネット回線を契約することをおすすめします。
インターネット回線の違約金から賢く逃れつつ、あなたにとって快適なインターネット環境を整えていきましょう。
こちらの記事では、「速度のはやいインターネット回線TOP5」を紹介しています。あわせて、ご覧ください。