あなたがインターネットを契約する際にまず思うこととして、「光回線はなに?」「プロバイダはなに?」「仕組みはどうなってるの?」などの疑問が挙げられます。
インターネットの仕組みを簡単に高速道路に例えると、光回線は”高速道路そのもの”で、プロバイダは車のドライバーと高速道路を結ぶ”料金所”のようなものです。
そのため、光回線がないとそもそもインターネットは使えませんし、プロバイダがないとインターネットに接続できません。
つまり、あなたがインターネットを利用するためには、必ず“光回線”と“プロバイダ”のどちらの契約も必要になります。
本記事では、都内の通信会社で営業として働く筆者が「光回線やプロバイダの仕組みと役割」についてご紹介していきます。
目次
光回線とプロバイダとは?
光回線とは?
光回線とは、サーバーやパソコン、スマホが繋がるインターネットのことです。
日本国内の代表的な光回線だと、NTT東日本、西日本のフレッツ光があります。
さらに具体的に申し上げると、あなたのお住まいの近くの電柱から宅内に引き込んでいる網そのものが、光回線です。
光回線は道路のようなもので、設備が不十分だったり、利用者が多すぎる場合に、通信速度が遅くなる特徴があります。
プロバイダとは?
プロバイダとは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)の略でインターネット接続サービスのことです。
日本国内の代表的なプロバイダだと、OCN、So-net、Yahoo!BBなどがあります。
最近ではプロバイダ事業者がNTT東日本・西日本から安く光回線を仕入れて、自社プロバイダとセットで提供をする「光コラボ回線」が一般的になりつつあります。
基本的にプロバイダ契約がないと、インターネットに接続することはできません。
光回線とプロバイダの仕組みと役割について
光回線の仕組みと役割
まず光回線は、インターネット利用者がインターネットに接続するための「回線設備そのもの」になります。
光回線は、インターネットを利用するためのおおもととなる役割を担っています。
プロバイダの仕組みと役割
次にプロバイダは、光回線とインターネット利用者の間を仲介し、インターネットサービスを提供する仕組みを持ちます。
インターネットを利用するためには、「IPアドレス」というインターネット上の住所が必要で、その住所を保有するためにはプロバイダの契約が必要になります。
インターネット上の住所である「IPアドレス」を保有することで、あなたはインターネットを通じて様々な情報を得たり、送ったりする権利を持つことができます。
またプロバイダでは、メールアドレスを発行することもできます。プロバイダが発行するメールアドレスは、セキュリティが充実しており、社会的信用が高いです。
光回線とプロバイダが一体型の光コラボとは?
前述の通り、あなたがインターネットを利用するためには、基本的には光回線とプロバイダの両方の契約が必要です。
ただ別々の会社で別々のサービスを契約するのは、正直面倒くさいと思います。
例) 光回線→NTT西日本
プロバイダ→ドコモ
そこで生まれたのが、光回線とプロバイダが一体型になった「光コラボ」です。
光コラボは、プロバイダ事業者がNTT東日本、NTT西日本が提供する光回線を安く仕入れて、自社のプロバイダとセットでお得に提供するサービスのことです。
例) 光回線→ドコモ
プロバイダ→ドコモ
契約と請求が1つにまとまるだけでなく、フレッツ光とプロバイダの別々の契約よりも、確実に月額料金が安くなります。
通信会社に勤める筆者お気に入りの光回線は、光回線とプロバイダが一体化した、数ある光回線の中でも圧倒的に通信速度が速いソニーが提供する「NURO光」です。
あなたが通信速度を最も重視するなら、まず契約すべき光回線が「NURO光」です。
【まとめ】光回線とプロバイダの仕組みと役割の違い
今回は、「光回線やプロバイダの仕組みと役割」についてご紹介してきました。
光回線はインターネットを利用するために必要な物理的な回線設備のことで、プロバイダは光回線と利用者を仲介しインターネットに接続をする役割を持ちます。
光回線とプロバイダのどちらかの契約が欠けたら、あなたはその時点でインターネットを利用することができません。
最近は光回線とプロバイダが一体型の光コラボの台頭により、以前に比べて、まったく不自由なくインターネットを契約・利用できるようになりました。
しかしながら、あなたが今後インターネットを契約していく上で、まず「光回線やプロバイダの仕組みと役割」を理解しておくことはとても重要になります。
光回線とプロバイダの違いを正しく理解して、あなたに最適なインターネット回線をお得に契約していきましょう。
